病気から来る腰痛もある

この腰の痛みは、何かの病気では?とお悩みのあなたへ

あなたは、「ひょっとしてこの腰の痛みは何かの病気なのでは?」とお悩みではありませんか?

日本整形外科学会と日本腰痛学会が2012年12月末に腰痛の85%は非特異的腰痛(原因が特定しきれない腰痛)であり、多くがぎっくり腰などの筋肉性のもの、特に心理的なストレスが関与するものと発表しましたが、腰痛全体からの数からでいうと少いものの内臓疾患などの病気や内臓の機能低下による腰痛もあります。

これから、なぜ病気や内臓疾患、機能低下で腰に痛みを感じるのか?どんな病気で腰が痛くなることがあるのか?についてご説明していきます。

なぜ病気や内臓疾患、機能低下で腰に痛みを感じることがあるの?

なぜ、内臓疾患などの病気や内臓の機能低下で腰に痛みを感じる事があるのでしょうか?

体のある部位の痛みを、別の部位の痛みと脳が勘違いして発生する痛みのことを関連痛(かんれんつう)と言います。

関連痛の中でも、病気や障害のある部位とはまったくかけ離れた部位に現れる痛みのことを放散痛(ほうさんつう)といいます。

では、次に病気や内臓疾患、機能低下で腰に痛みを感じる可能性のある関連痛についてご説明していきます。

腰が痛くなる可能性のある関連痛

右側や左側の片方や、全体の腰に痛みを感じる可能性のある関連痛は、

腎臓(腎結石や腎盂腎炎など)、

すい臓(膵炎、膵臓癌など)、

泌尿器系疾患(腎臓結石、尿管結石、腎盂腎炎、腫瘍)、

婦人科疾患(子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮・卵巣腫瘍)、

消化器疾患(潰瘍、膵・肝・胆嚢炎および腫瘍)、

腫瘍の腰椎、骨盤への転移(胃癌、腎臓癌、前立腺癌など)などで腰に痛みを感じる事があります。

腰の痛みの強さや急性・慢性症状によっても病気が違うケースがあります

急性の激しい腰痛を起こす代表的な疾患として腹部大動脈瘤が挙げられます。

その他に急性腰痛が現れる疾患としては、腎結石・尿管結石、急性腎盂腎炎、急性膵炎、子宮外妊娠、子宮内膜炎、悪性腫瘍とそれらの脊椎転移などがあります。

慢性の鈍痛として現れるものに、肝硬変、遊走腎、嚢腫腎、前立腺疾患、子宮筋腫、卵巣嚢腫、良性腫瘍、悪性腫瘍の脊椎転移などがあります。

腰痛が病気や内臓疾患、機能低下による可能性のある場合はどこで診てもらえばいいの?

では、腰痛が病気や内臓疾患、機能低下による可能性のある場合はどこで診てもらえばいいのか?

まずは、かかりつけの内科があればそこで、先生に相談しましょう。

かかりつけ医が無い場合は、総合病院で診てもらうのがベストでしょう。

あとは、急性の激しい腰痛でじっと寝ているのもつらい状態ならすぐに総合病院で診てもらうようにしましょう。

楠本整骨針灸院
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