坐骨神経痛からくる臀部(おしり)や足の付け根、太もも裏からふくらはぎにかけての痛みやしびれの改善のために病院で処方されたものや市販の湿布や薬を使っているけど効かないとお悩みのあなたへ。
これから、症状によって湿布や薬が効かない理由や効果的な湿布の貼る位置について詳しくご説明していきます。
まず坐骨神経痛とは、坐骨神経という神経が腰の骨と仙骨(せんこつ)という骨盤の真ん中の骨の間から出て臀部(おしり)の筋肉の下を通って太もも裏を下行して膝の裏で総腓骨神経(そうひこつしんけい)と脛骨神経(けいこつしんけい)の2つに分かれ、足先に向かう人の体の中で一番太くて長い神経です。
坐骨神経痛はおしりの筋肉や神経が通っているどこかの部分で、圧迫や絞扼をなどの障害を受けた時に痛みやしびれとして発症すると言われています。
坐骨神経痛で病院から処方されたものや市販の湿布や薬は、まず湿布は消炎鎮痛を目的としたとしたものが、薬は消炎鎮痛や血管を広げて血流を良くするもの、筋肉の緊張を和らげる薬が代表的なものとして用いられます。
湿布や薬が効かない最大の理由は単純にその痛みやしびれの原因と治療方法が合っていないからです。
症状に合っていない治療法をいくら行っても根本的に良くならないのは当然の話です。
とは言っても、湿布を貼って少しでも痛みやしびれが軽減するなら・・・と考えるのは当然のことだと思います。
温湿布と冷湿布のどちらを貼った方がいいのか?ですが、基本的に湿布の主な目的は消炎鎮痛で温・冷と言っても貼った個所を温めたり冷やしたりという効果はそれほどありません。
要は、貼って気持ちがいい方や好みでいいと当整体院では考えています。
ただし、かぶれには注意が必要で、特に温湿布にはカプサイシンやトウガラシエキスなどの成分が含まれていてかぶれやすいのでご注意ください。
先ほど症状に合っていない治療法は・・・と言いましたが、湿布に関しては貼る場所が合っていないからイマイチ効果が感じられないという事もあります。
湿布を貼る位置でまず試してもらいたいのが痛みやしびれの出ている場所です。
この場所で効果が感じられないようなら、次は臀部(おしり)の筋肉か腰に貼ってみましょう。
あちこちに湿布をペタペタ貼り過ぎると、どの場所が効果的なのかわからないので1枚か2枚の湿布を貼って様子を見る事で、痛みやしびれが一時的にでも軽減する適切な場所を探してみて下さい。