あなたは最近、立ち上がろうとした時や階段の昇り降り、膝の屈伸や正座をした時に膝に痛みがあって、ひょっとして変形性膝関節症かも・・・?とお悩みではありませんか?
これから、変形性膝関節症の初期症状や症状の進行や悪化を予防するポイントを5つ紹介していきます。
変形性膝関節症の初期症状は、事故や転倒などけががきっかけの場合を除いては、ほとんどの場合で最近膝が痛いのが続いているな~と、なんとなく気になる位の症状から始まります。
・屈伸や正座は出来るけど膝が痛い
・歩き始めや階段の昇り降りで膝が痛い
・膝が伸ばしづらい
・膝関節が少し腫れている感じがする
などの症状が、悪化して慢性、長期化すると変形性膝関節症が進行していきます。
こういった初期症状は、自然と治る場合とそうでない場合があります。
自然に治らない場合や今以上に症状を進行させないためには、次に説明する5つのポイントに気を付けることで変形性膝関節症の予防や悪化の防止がすることが出来ます。
歩き方や特に靴は変形性膝関節症を予防する1番重要なポイントです。
歩き方は、前後左右にバランスが崩れて片方の膝に負担がかかることが問題ですが、今までの歩き方の癖や痛みをかばって歩いている場合など、そうすぐに歩き方を変えるのは難しいので、専門家の指導を受けて少しずつ膝に負担の少ない歩き方や体の使い方を覚えさせていく必要があります。
靴は、適切なものを選ぶことで膝にかかる負担を減らすことが出来るので、靴を変えただけで膝の痛みが無くなることもあります。
靴選びは、踵の高い靴や素材が硬い靴は避けて、土踏まずや踵が安定するように中敷きを入れて、実際に何歩か歩いてみて違和感を感じないものを選ぶのがポイントです。
変形性膝関節症の症状が進行すると、膝周辺の血液やリンパなどの循環が悪くなって、筋肉や関節が硬くなり、さらに疲れが溜まりやすくなるという悪循環が起こります。
よくシャワーだけで済ますという方も多いですが、循環を良くするためには半身浴や足湯でもいいので湯船に浸かるのが大切です。
入浴方法は、まず最低3~5分はお風呂に浸かって、下半身の循環を良くする為にふくらはぎを上下に動かしたり、出来るようであれば痛みを感じない程度に正座を数回行うといいでしょう。
冬場の寒さや夏場の冷房で膝周辺が冷えることでも循環が悪くなるので、直接クーラーや扇風機の風に当たらないように、保温用サポーターで膝周辺が冷えないように気を付けましょう。
サポーターは保温用や膝の動きをサポートするタイプなどたくさんあるので、保温目的の場合は締め付けがきつい物を選ぶと逆に圧迫されてしまうので、圧迫感がない物を選びましょう。
変形性膝関節症を予防、改善させるのに散歩など歩いてもいいのか?が迷うところだと思います。
膝に痛みがある場合は、無理をせず様子を見ながら行うべきですが、基本的には散歩など歩くことは効果があります。
あとは、膝周辺に筋力トレーニングなどで筋肉をつけいた方が良いとお考えの方が多いですが、歩いていると必要な筋肉はついてくるし、それよりも膝に痛みを感じる方はうまく使えていなくて硬くなっている筋肉があるので、そういった筋肉をストレッチでしっかり動かして柔軟性を付けることの方が大切です。
膝に痛みや曲げ伸ばしがしづらいといった可動域制限がある場合は、まずは治療を受けるのがベストでしょう。
ただし、症状や膝の状態、治療計画などをちゃんと説明してもらえるところを選ぶのが重要です。
そういった治療院や病院であれば、先に挙げた4つのポイントについて質問しても的確に答えてもらえるはずです。