シンスプリントは オーバーユース症の1つであり、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。疲労性骨膜炎とも言います。
足首を屈伸する働きをもつ前頚骨筋と後脛骨筋という筋肉は脛骨(すねの骨)の骨膜に付着しています。
ランニング中に足首に繰り返し過大な負荷をかけると、前頚骨筋と後脛骨筋の収縮によって骨膜を引き
剥がそうとする力が加わって、骨膜炎を引き起こします。
シンスプリントには前外側シンスプリントと後内側シンスプリントがあり、痛む部位が異なります。
前外側シンスプリントはスネの前側と外側の筋肉、後内側シンスプリントはスネの後ろ側と内側の筋肉が痛みます。特に後内側シンスプリントは内側の脛骨(すねの骨)の下方1/3に痛みが発生することを特徴とします。
痛みは脛骨に沿ってうずくような鈍痛で始まります。ある一点に集中する痛み(この場合は疲労骨折の可能性もあり)とは違い、筋肉が骨に付着するラインに沿って起こります。
多くの場合、不快感は運動開始時に現れ、そのあと消えて運動が終了するとまた戻ってきたりします。
症状が進むにつれ、不快感は段々ひどくなり、運動している最中ずっと持続するようになります。
そして最終的には、ベッドから起きる動作や日常生活の他の動作の最中にも痛みが伴うようになってしまいます。
この障害はランナーに多く見られますが、どんなスポーツでも、シーズンの始めや新学期に新入部員がハードなトレーニングを集中的に行った場合に頻発します。硬い地面の上を繰り返しランニングする、
足部を背屈させる(つま先を上げる)筋肉を使いすぎる、などが原因となります。
アスリートはシンスプリントを我慢すべきではありません!
痛みを感じる時間が日々長くなり練習を通じて痛みを感じるようであれば速やかに当院に来てください!!
当院ではシンスプリントに対しては、効果がある治療法が確立されています。
スポーツ障害の患者さんが非常に多く来院している、当院では大体の方が5回前後の施術でシンスプリントの痛みは改善しています。
下肢の捻れを取り、下腿の筋肉と連動する部位の異常緊張や圧痛を緩めることで早く改善します。(ただし、極端に重症の例は回数が多くなる場合があります。)
また、シンスプリントは基本的には疲労性のものなので、重症の場合は、治療期間の間はスポーツを休んで頂くこともあります。
シンスプリントは症状の浅いうちなら、すぐに治ります。
症状が重症化してしまう前に、今すぐ当院にご連絡ください。